競馬辞典 競馬用語辞典・き


■騎座変【きざへん】
レース中に何らかの要因から騎手を乗せる鞍がずれてしまうこと。落馬の原因となり危険な状態。
■騎手【きしゅ】

競馬学校の騎手課程を修了し騎手免許を受けた人々。競走馬に跨ってレースをする人々のこと。

全ての騎手は関東か関西に所属し、調教師や馬主から依頼のあった競走馬に騎乗する。

2003年から「中央競馬において5年間で2回20勝以上あげた地方所属の騎手」については筆記試験を免除されることになった。

■気性【きしょう】

競走馬の特性のひとつ。主として人間の指示に対して従順であるかどうかを指す言葉。

気性の悪い競走馬は騎手の指示が伝わりにくく、レースに支障をきたす場合がある為、矯正具を使用する。牡馬の場合、あまりに酷い場合は去勢することで気性を落ち着かせる。

一般的に気性が荒いのはよくない傾向だが、荒々しい気性を武器に走る馬もいるので、騎手の手腕が試される。

■騎乗依頼仲介者【きじょういらいちゅうかいしゃ】

中央競馬において、調教師から騎手への騎乗依頼を仲介する業務を請け負う者のこと。2006年に制度化され、届け出が必要になった。代理人という意味で一般にエージェントと呼ばれる。

かつては騎手は厩舎に所属し、その厩舎の競走馬に乗ることが通例となっていたが、近年どこの厩舎にも属さないフリー騎手が増え、海外や地方での騎乗機会も増えたことから制度化された。

エージェントは主に一人ないし複数の騎手(最高で3人まで)と契約関係にあり、調教師との調整役となる。一般的には競馬専門誌やスポーツ新聞の記者が務めることが多い。

JRAでは公正競馬確保の観点から騎手や調教師等の関係者が予想行為をすることを禁じており、関係者であるエージェントの多くを紙面で予想を発表する競馬記者が務めている現状について問題視する声もある。

■騎乗停止【きじょうていし】

レースにおいて騎手に反則行為があった場合に課される制裁処分のこと。レース中に競走馬が斜行をして他馬に不利を与えた場合に課されることが多い。

ここで「騎乗停止4日」という場合、単に4日間レースに出られないということではなく、中央競馬開催日の4日間レースに出れないということになる。つまり、中央競馬は例外を除いて1週間に2日間しか開催されないので、「騎乗停止4日間」というのは2週間騎乗できない計算になる。

■奇跡の血量【きせきのけつりょう】

競走馬の配合理論で、ある祖先の血量がその競走馬の18.75%を占めていること。

父方の3代前と母方の4代前(もしくはその逆)に同一の種牡馬がいるときにおこり、3×4と表される。昔から名馬が出る配合とされる。

エルコンドルパサー、メイショウサムソンはNorthern Dancerの3×4で奇跡の血量です。

■基礎牝馬【きそひんば】

牧場の牝系を築く基礎となった繁殖牝馬のこと。全てではないが牧場には代々大事に受け継がれてきた牝系がある。

■脚質【きゃくしつ】

その競走馬がもっともその能力を発揮できる戦法のこと。

一般的に逃げ先行差し追い込みの4つに分類される。またそれらに囚われない馬を自在という。

■ギャロップ[Gallop]

競走馬の歩法を表す言葉。襲歩(しゅうほ)のこと。

■キャンター[Canter]

競走馬の歩法を表す言葉。駆歩(くほ)のこと。

■厩舎【きゅうしゃ】

馬主からの依頼で競走馬を預かり、管理し、調教し、レースに出走させる集団のこと。

すべての競走馬は厩舎に所属し、調教師の指示の下、厩務員、調教助手などによってレースに臨む体勢に仕上げられる。厩舎に所属する騎手もいる。

■厩務員【きゅうむいん】

厩舎に所属し、競走馬の身の回りの世話を担当する人々のこと。競走馬にとって一番身近な存在である。

一般的に調教時には調教助手が騎乗するが、最近では厩務員が調教をつける持ち乗り制を採用している所も多い。

■休養明け【きゅうようあけ】

リフレッシュや怪我などによる放牧・休養などを経た馬のこと。休み明けともいう。

レースから遠ざかっていた為にレース感が戻っていなかったり、馬体重が大幅に増えていて実力を発揮できない場合がある。

■競走除外【きょうそうじょがい】

レースに出走する競走馬が発走前に何らかのアクシデントにあい、公正なレースが出来ないと判断された場合にとられる、その競走馬に対してレースの出走を認めない処置のこと。

放馬などによる疲労などによるものが多い。レース前のアクシデントであるので馬券は買い戻しとなる。

■競走中止【きょうそうちゅうし】

レース中に競走馬が何らかの理由で走るのを中止すること。

主に競走馬の故障や騎手の落馬が原因となる。レース中のアクシデントなので競走を中止してもその競走馬に関連する馬券の買い戻しはされないので注意が必要。

■競走馬のふるさと案内所【きょうそうばふるさとあんないじょ】

北海道にある日本軽種馬協会の施設。2008年現在全国に8カ所ある。

懐かしの名馬などに会うために牧場を訪れるファンの為に作られた。牧場の案内の他、見学のマナーやその他の観光案内なども行っている。

見学時間の制限や予約を必要とする牧場もあるため、牧場見学する際はこちらで確認しましょう。

■共同馬主【きょうどうばぬし】
  1. 何人かの馬主が1頭の競走馬を所有すること。
  2. 会員を集めて一口馬主になってもらうクラブ馬主のこと。クラブに出資している人は馬主ではなく"会員"として扱われる。
■距離別出走奨励賞【きょりべつしゅっそうしょうれいしょう】

中・長距離競走の保護、出走促進の為に設けられている、特定距離の芝競走で好走した競走馬の馬主に与えられる賞のこと。かつては距離割増賞という名称だったが2006年に現在の名称となった。

1,800m以上の平地競走において第1着には表1の賞金を交付し、第2着から第10着には第1着の賞金に表2を乗算した額を交付する。

表1
競走条件1800m1800m

2000m
2000m〜
特別競走重賞以外のオープン競走100万円200万円400万円
1,600万円以下競走
1,000万円以下競走
500万円以下競走80万円160万円320万円
表2
2着3着4着5着6着7着8着9着10着
40%25%15%10%7%6%5%3%2%
■銀行レース【ぎんこうれーす】

力の抜けている競走馬がいて、その馬が来る可能性が高いレースのこと。

オッズが低いが的中する可能性が高い馬券を銀行馬券などともいう。昭和43年春のクラシックでマーチスとタケシバオーの争いが再三繰り返された時にマスコミが作った言葉だといわれている。

用例銀行レースの銀行馬券を100円買ったら110円になった。

■京都競馬場【きょうとけいばじょう】

京都市伏見区にある中央競馬の競馬場。通称を(よど)という。

主な交通手段は京阪電鉄にのり、淀駅で降車。天皇賞(春)や菊花賞、秋華賞、マイルCS、エリザベス女王杯などが行われる。3コーナー付近にきつい坂があることで有名。

■禁止薬物【きんしやくぶつ】

競走馬の能力を一時的に高めたり減じると考えられる薬品のこと。

治療の為に用いられてもその成分が検出されたときにはレースに出走する事が出来ない。レースの公正さを保つためにもレースで3着以内に入った競走馬ならびに裁決委員が指定した競走馬は検査(主に尿検査)を受けなくてはならない。

2006年の凱旋門賞に出走したディープインパクトは当時日本では禁止薬物に指定されていなかったイプラトロピウムを使用したが、フランスでは禁止薬物に指定されていたため、失格処分となった。

■斤量【きんりょう】

競走馬がレースで背負う負担重量のこと。