競馬辞典 競馬用語辞典・お


■追い切り【おいきり】

レースに出走する週に行われる最終調教のこと。広義では実戦的な調教を指し、1週前に行われる本番を見据えた調教を1週前追い切りと呼ぶ。攻め馬ともいう。

一般的に調教タイムは追い切りで出たタイムのことを指す。以前は木曜日に最終追い切りをやるケースが目立ったが、近年はレースに疲労を残さないという理由から水曜日に行うことが多い。

スポーツ新聞でも水曜日の夕刊や木曜日の朝刊で追い切りの結果を大きく取り扱っています。

■追う【おう】

騎手が手綱や鞭を使って競走馬をトップスピードにもっていく行為のこと。俗に上手い騎手のことを「(馬を)追える騎手」と評価する。

用例あの騎手はなかなか追えるようになってきたね。

■追い込み【おいこみ】

レースでの戦法の一つ。道中後方につけて、先団の馬がバテたところを一気に差しきる戦法。

馬込みを怖がる馬や、テンのスピードの遅い馬、一瞬の切れが持ち味の馬などがこの戦法をとる。

道中はスタミナを温存出来るので、一般的にハイペースになればなるほど追い込みが有利な展開になる。逆に、スローペースになると先団の馬がスタミナを温存できるので追い込みが決まりにくくなる。

■応援馬券【おうえんばけん】
  1. JRAが2006年10月より全国発売を始めた、単勝式と複勝式をセットで発売する投票方法のこと。単勝と複勝を同時に購入するので1口200円となる。券面には馬名に加えて「がんばれ!」の文字が印刷される。 応援馬券
  2. 予想やお金のことを度外視して、好きな競走馬を買った馬券のこと。

もともとは2の意味で、馬名が明記される単勝馬券を買い、的中しても換金しないで記念に取っておくファンが多かった。

■大穴【おおあな】
  1. 人気薄の競走馬が連にからみ、配当金が大きくなったレース、またはその競走馬のこと。馬連配当が概ね50倍以上のレースをさすことが多い。
  2. 予想の印のひとつ。一般的に「×」で表される。予想したなかでもっとも来る確率が低いが、来たら高配当を期待できる競走馬にうたれる印。専門誌によってうたれない場合もある。連穴といった呼び方もする。

「×」印なので初心者は"来る可能性がない馬"と思いがちですが、何も印が打っていない馬よりも来る可能性がある印なので注意。

■大駆け【おおがけ】

ある人気薄の競走馬がその全能力を発揮し、実力・人気のある競走馬を負かすこと。

用例あの馬が一世一代の大駆けを見せたから、馬券は取れなかったんだよな……。

■大飛び【おおとび】

競走馬の走り方の形態で、1完歩の幅が相対的に広い走り方のこと。

人間でいうストライド走法にあたる。

概して大飛びの馬は長距離に向き、雨で滑りやすくなっている馬場などが苦手といわれる。

■大逃げ【おおにげ】

レースで一頭だけ他馬を大きく引き離して逃げること。前半に大きなマージンを稼いで後半の粘り腰で押し切る作戦。

多くの場合、最後の直線などで後続馬に差しきられるが、その馬の能力や展開次第ではそのまま逃げ切ってしまうこともある。

用例メジロパーマーの大逃げが決まって、私の頭は真っ白になった。

■オッズ[Odds]

的中したときに支払われる配当倍率のこと。

競馬場内の電光掲示板やモニターなどで見ることが出来る。また、場内にはオッズプリンターがあり、オッズカード(最小は10回分で100円)を購入することで全レースのオッズ情報を取り出すことが出来る。

■押さえ【おさえ】

馬券において、自分の予想に反して念のために購入する馬、組み合わせのこと。

用例この馬も押さえて、この馬も押さえて……これじゃ買い目が多すぎるかな。

■抑える【おさえる】

騎手が手綱を引いて競走馬のスピードを制限する行為のこと。

競走馬が興奮状態にあって抑えがきかなくなってしまった状態をカカるひっかかると言う。

用例気性の荒い馬で抑えるのに精一杯だよ。

■お台【おだい】

セリ市で使われる言葉で、売り主がつける最低価格のこと。

■オーチャード[Orchard]

イネ科の牧草。オーチャードグラス。乾草としてよく利用される。和名はカモガヤ。

■お手馬【おてうま】

特定の騎手が継続して主戦を務めている競走馬のこと。

長く乗っているためその競走馬の癖や長所、短所をつかんでいるといえる。別の騎手が乗ることを乗り替わりといい、初めてその競走馬に乗ることをテン乗りという。

■オーナーブリーダー[Owner Breeder]

自身で競走馬を生産し、馬主となって走らせる生産牧場のこと。

日本では「社台ファーム」や「メジロ牧場」などが有名である。

■オーバーシード[Over Seed]

JRAが馬場の通年緑化を目指して開発してきたメンテナンス技術のひとつ。

暖地型の「野芝」の上に寒地型の「洋芝」を秋に蒔いて育成することで、冬になっても枯れづらく、荒れにくい芝コースをつくることができる。

■尾花栗毛【おばなくりげ】

栗毛の中でもたてがみが金白色を帯びている美しい競走馬を指す言葉。

輝く尾がススキの穂に似ていることからこういわれる。サッカーボーイやトウショウファルコが有名。

■オープン[Open]

競走馬のランクを示す言葉。

賞金を重ねて条件クラスを脱した競走馬が所属するクラス。重賞競走とそれ以外のオープン特別競走といったレースが組まれている。

■オープン特別【おーぷんとくべつ】

出走資格の制限がない特別競走のこと。

主に条件戦を脱したオープン馬の争いとなるが、条件馬の出走もよく見られる。

■表開催【おもてかいさい】

中央開催のこと。対義はローカル開催裏開催

詳しくは中央開催の項を参照。

■重馬場【おもばば】

雨などの影響により馬場がしめり、競走馬が走りにくくなっている状態のこと。馬場の状態は水分の含有量により4つに分類されるが、その中で2番目に悪い状態。

芝コースでは基本的に走破タイムが落ちることが多いが、ダートの場合は湿り気によって脚抜きが良くなり、良いタイムが出ることが多い。

■重め残り【おもめのこり】

レースに出走する競走馬の馬体重が理想体重よりも重めになっていること。

調教などで馬体重を絞り込めなかった時などに使われる言葉。100%の実力を発揮するのは難しいとされ、減点材料となる。

用例半年振りの出走でちょっと重め残りみたいだね。

■親子丼【おやこどんぶり】

同じ厩舎の馬、または同じ馬主の馬がレースで1、2着を独占すること。ワン・ツー・フィニッシュともいう。

■親子判定【おやこはんてい】

血統の正統を実証するために行う検査のこと。

従来までは32種に分類される血液型で判定していたが、2002年からはDNA判定が導入され、その精度は99.7%以上だとされる。

■折り合い【おりあい】

騎手と競走馬の息があって、競走馬が気分良く走っている状態。

折り合いを欠いて騎手の指示どうりに走っていないと競走馬は能力を出し切れないことが多い。レースにおいて非常に重要な要素である。

用例折り合いもついていい感じだね。